Webで文章を書く時に注意したいこと

Webで文章を書く時に注意したいこと

たまにはWeb屋さんらしい記事をひとつ。

「注意したいこと」なんていうと堅苦しいですが、そんなにかしこまった難しいことではなく、ちょっと気をつけて欲しいことです。

Web制作でクライアントから送られた原稿を読むと、喉の奥に魚の小骨が引っかかったような感じで内容が気になってしまうことがあります。

Webサイト、ページ内で使用される文言などに統一性がないために、Webサイト全体の、または投稿者の品格が下がってしまうようなことです。

偉そうなことを言って、私もまだまだだ間違っていたり気をつけないといけないことがあると思いますが、制作者の立場からからブログの記事を書く時に「気をつけたほうが良いですよ」といった内容を書き出してみます。

その1. 半角英数字と全角英数字、全角カナと半角カナの混在

キーボードで文章を書く際に、「変換」キーを押し表示された候補を脊髄反射で「確定」しているのでしょうか。

「ここのアルファベット、数字はちゃんと半角なのに、あっちのアルファベット、数字は全角」とか、「ここの外来語はちゃんと全角カタカナなのに、あっちのカタカナの語彙では半角」ということがまま見受けられます。

半角カタカナはケータイサイトでよく使われていました。

ケータイサイトは画面が小さく、1ページでの文字数(ページの容量)も限られています。

ですが通常のWebサイトやブログでは文字数が限られていないので、半角カタカナである必要はありません。

また、全角のひらがな、漢字の中に半角のカタカナが混じると読みにくくなります。

その2. 漢字とひらがなの混在

「御来店下さい」と「ご来店ください」や、「お待ち致しております」と「お待ちいたしております」など、ページによって、または同じページの中でも表記が異なっているとおかしいですよね。

その3. 「ご」と「お」の使い方が間違っている

Good 「ご返事」、NG「お返事」というもの。

音読みには「ご」を、訓読みには「お」を使うと覚えるとわかりやすいと思います。

例えば、「ご返却ください」と「お返しください」といった感じです。

もっと言うと、「ご」と「お」が入りすぎてしつこく、日本語(敬語、尊敬語や謙譲語)としてもおかしくなっているよ、というのもあります。

その4. 「い抜き」言葉と「ら抜き」言葉

Good「食べられる」、NG「食べれる」や、Good「待っています」、NG「待ってます」などです。

私はTwitterでくだけた口語調にするためにわざと「い抜き」にすることがありますが、ツイートではなくWebサイトやブログ記事で「い抜き」言葉と「ら抜き」言葉を使うのはアレ?と思います。

こうやって書きだしてみると、Webに限らず、企画書や報告書など、文章を書く上で気をつけなくてはならないことですね。

Webの文章では読みやすさに重点を置くので、「漢字を使い過ぎない」「一段落ごとの文章(センテンス)は短く」「句読点のつけかた」といったようなちょっとしたコツがありますが、それはまたの機会に。

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